AKB総選挙は八百長総選挙(5)

 AKB総選挙は八百長総選挙とブチあげた当ブログ。しかしアクセスが全く増えない(笑)。八百長やガチという言葉が刺激的であったのは、80年代や90年代までて、2017年の現在の日本ではキラーワードにならないのだろう。

 活字プロレス文化の衰退はさびしいものである。

 ……で、2017年の総選挙1位は誰なのか予想してみる。

 最も劇的な終わり方としては、指原莉乃の3連覇を阻止した渡辺麻友が1位になるのがベストだろう。指原渡辺のライバル争いの星取表は、指原3勝2敗、渡辺2勝3敗で指原の勝利太田プロに恥をかかせる結果にはならない。

 総選挙1位になった回数を比較しても、前田大島のセンター2回と並ぶ成績。前田大島と比較して渡辺は遜色ない結果になる。

 実に無難なわけだ。

 しかし気になるのは渡辺が2018年以降も総選挙に出そうなところ。指原のいない総選挙ならば渡辺が1位をとるのは確実だ。ということは指原3連覇を阻止したうえで、しかもセンター回数では3回と指原と同格になるのである。

 2回しか1位になっていない前田敦子大島優子(太田プロ所属)よりも、3回もセンターになった渡辺麻友のほうが格上。しかも3回センターをとった指原莉乃と同格になる。

 いや、指原の3連覇を阻止しての3度のセンターならば、太田プロの指原よりも、尾木プロの渡辺のほうが格上になってしまうのだ。

 ではそうなった場合の渡辺指原前田大島のAKB内部での格づけを整理しよう。

 

 1位.渡辺麻友(尾木プロ)……センター3回。2連覇。指原の3連覇阻止。

 2位.指原莉乃(太田プロ)……センター3回。2連覇。3連覇を渡辺に阻止される。

 3位.前田敦子(太田プロ)……センター2回。

    大島優子(太田プロ)……センター2回。

 

 このような結果になる。

 さすがに太田プロ3人娘の指原・前田・大島をおさえて、渡辺麻友が頂点にたってしまうのはAKB派閥人事としてマズいのではないかと筆者は考える。尾木プロ渡辺まゆゆが、太田プロの指原と同格ないし格上。

 太田プロが納得しないのではないか?

 いやいやいや……、芸能プロ全体として結果を見ましょう。太田プロさんは合計7回もセンターをとって、センターを3人も輩出。しかし尾木プロさんは3回しかセンターをとれず、センターを1人しか出していません。

 この時点で圧倒的に「太田プロ>>尾木プロ」なんで、太田プロさんの面子がつぶれたなんてことはありませんよ。おそらくご心配なのは尾木プロ渡辺が4回も5回もセンターをとってしまうことでしょう?

 しかし2018年に渡辺にセンターとらせたら、2019年以降は総選挙に立候補させません。太田プロ指原をさしおいて、渡辺が4度もセンターとるようなことは絶対にさせませんから。私(誰だよ?)が確約いたします。

 ……なんて調子で太田プロを説得する業界人の様子が目に浮かんでしまう。星野陽平さん的なAKB陰謀史観とゆうか(笑)。こんなことをアレコレと考えるものが楽しいものだ。

 2017年に指原の3連覇を阻止した渡辺が2018年以降は総選挙に立候補しない場合のことも考えた。するとこうなる。

 

 1位.指原莉乃(太田プロ)……センター3回。2連覇。3連覇を渡辺に阻止される。

 2位.渡辺麻友(尾木プロ)……センター2回。連覇なし。指原の3連覇阻止。

 3位.前田敦子(太田プロ)……センター2回。

    大島優子(太田プロ)……センター2回。

 

 これはこれでバランスのとれた人事だ。あくまでAKBの頂点に立つのは太田プロ指原で、尾木プロ渡辺は2位どまり。しかし指原の3連覇を阻止したことで、指原に渡辺が一矢報いたニュアンスになる。

 しかし2018年以降に指原と渡辺が総選挙に出ないのでは、CD売上的にはよろしくないのでレコード会社のキングレコードが納得しまい。いつまでもブスキャラの指原が総選挙1位2位ではマズいし、センターとれない他の芸能プロダクションの不満がつのる。

 なので少なくとも2018年の総選挙に渡辺まゆゆを出すしかないし、今度は太田プロとのバランスを考えて2020年以降は総選挙に渡辺が出ることはあるまい。

 出てもいいがその時は指原莉乃ですらない、誰か他のAKBメンバーに渡辺が負けることになるので、渡辺&尾木プロ的によろしくない。

 そうしたバランスを考えた場合、2017年は指原が1位。指原のいない2018年と2019年に渡辺が出場した場合どうなるか? この場合は2020年以降は渡辺は不出場となる。

 驚異の新人が現れて、渡辺に勝ったら劇的だ。しかし太田プロでもないアイドルに、渡辺まゆゆが負けてしまうのは尾木プロ的にはよろしくない。

 

 1位.指原莉乃(太田プロ)……センター4回。3連覇。

 2位.渡辺麻友(尾木プロ)……センター3回。2連覇どまり。

 3位.前田敦子(太田プロ)……センター2回。

    大島優子(太田プロ)……センター2回。

 

 これならば太田プロの顔も立つし、尾木プロの顔も立つ。キングレコードもCD売上を維持して3方良しだ。全てがまるくおさまる、バランスのとれたハッピーエンドとなろう。

 しかし、バランスがとれただけの選挙結果ほどつまらんものはない。AKB総選挙に八百長があるとは私は考えないが、とはいえ八百長みたいな退屈な選挙なんぞに存在価値はないとバッサリ切り捨てたい。

 所属プロダクションに関係なく、魅力的な新人が現れて古いアイドルを倒して1位になるAKB総選挙のほうが、はるかに魅力的でヒリヒリするのである。でもそれは2020年以降のことになろう。

 そして結論!

 2017年の総選挙1位は、太田プロ所属の指原莉乃である。

 2018年は渡辺麻友が1位になるが、2019年以降は微妙……といったところか。2020年以降は渡辺まゆゆの出場は無いとみる。

 2017年の予想をするどころか、2020年のAKB総選挙まで予想する、なんだか気の早い話になってしまった。