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アダルトビデオがなくなる日(3)

 IPPAもAVANもないよりマシだ。あっても何の役にたってるのか、さっぱりわからん。まことに頼りなく、ふがいない団体なのである。

 しかし闇雲に両団体を批判する態度はどうかと思う。

 誰が得するかって、アダルトビデオを規制する人々じゃん。

 だからIPPAやAVANを批判したくはないが、どうしても書いておかなければならない、最低限のことのみを書いておきたい。批判的な文脈になるが、お許しいただきたい。

 まず最初に川奈まり子がAVANをブチあげた時に、心配になった。まず周囲に与える印象が、けして良くはないからである。

 AVを規制したがる人々は、AVギャルが大嫌いと考えていい。口先ではAVギャルの人権を守れとは言うが、金さえもらえばエッチなことを何でもする彼女たちのことをウジ虫よりも嫌うのが深層心理だろう。まして女性なら当然だ。

 あたり前だが松潤のファンの女性が警察や議員にいるだけで、葵つかさの件で相当に不利になるよね。これは冗談半分、本気半分だけど、それだけ不利な状況というのは頭に入れておいてほしい。

 ……で、そんな金さえもらえばエッチなことを何でもやる、エロ汚れした女性の代表格が川奈まり子なわけである。そんな女性がしゃしゃり出て、ご高説を述べたところで、聞く耳もってもらえるわけがない。まして女性には。

 「このババアなんなの? 反省してないわけ?」

 ……と、こめかみに血管を浮かばせながら、怒りを抑える女性警官や女性議員の様子が目に浮かぶわけである。そりゃ彼女たちは表向きは川奈まり子を侮蔑したりはしない。職業差別につながるから。

 しかし心の奥底の本音では、視界にいれたくないレベルで嫌っていると考えるべきなのだ。エロ業界を嫌う心理は、男性よりも女性のほうがはるかに強いのだから。

 川奈まり子が本件で活躍すればするほど、「反省の色なし」とみなされて反感をかうだけだと思うのだ。そりゃ彼女にしてみれば、マスコミにアピールできる材料だから有効活用したいのはわかるが、得をするのは彼女だけで、AV業界全体で見たらむしろマイナス効果にしかなってないのではないか?

 あと、ここは重要なとこだが、AV撮影というのは例え本人の合意があっても非合法行為であって、犯罪なのだ。それも性犯罪である。金をもらってセックスしてるのだから、売春なのである。そして売春は非合法行為であり、犯罪なのだ。

 その意味でソープランドも非合法で、性犯罪なのである。ただ警察が見逃してくれているだけにすぎない。

 これと同じ状況にあるのが、AVの撮影現場だ。

 つまり私が何を言いたいかというと、川奈まり子はAV女優してたのだから、非合法行為をしていた犯罪者。それも性犯罪者ですよと、皆さんに再確認していただきたいのである。

 しかも強要されたわけではなく、本人が自分の意志でやったことを強調しているのだから、確信犯だ。性犯罪者なのに、反省してる様子がゼロなのである。

 そんな女性が前面に出て、偉そうに講釈たれても、女性警官と女性議員は 「反省しろババア。こんなAV業界つぶすしかないわね」とブチきれるだけで逆効果なのではないかと指摘したいのだ。

 AVの撮影現場で行われてるのだから、売春ではないと言い訳する人もいそうだが、そんな言い分は通らない。だったらソープランドにビデオカメラを置いて、撮影目的とすれば全て合法になってしまう。

 そんなバカなと思うなら、山口貴士弁護士に質問するといい。シカトするか話をそらすかだろう。彼は弁護士という立場から法律を守るべき立場にいるし、本件ではうかつなコメントはできないのである。

 彼ですらコメントを避ける、深刻な核心部分がココなのだと、そんな考え方をしたほうが安全ではないかと思うのだ。

 AV女優を全面に押し出すのは、反感をかうやり方だったのでは? と指摘しておきたい。

 そして川奈まり子がAVANを立ち上げた際に心配になったのは、彼女の夫の溜池ゴローのことである。彼はAV監督。ハメ撮りもやる。叩けばホコリが出るとわかってるのに、大丈夫なのか……と私は不安になった。

 その危惧は、のちに現実化する。

 悪い予感は当たったのだ。

 (続く)