AKB総選挙は八百長総選挙(1)
桜が散る季節になると、AKB総選挙を思い出す。そろそろメディアで話題になり始める時期だからだ。アイドルで感じる季節感なんてのもあるのが、2017年の日本だよな。
AKB総選挙というのは不思議なイベントだ。
若い女のコの情緒不安定なスピーチを見物して喜ぶという、言葉にしてしまうと何が面白いのかサッパリわからないモノだからである。
若い女のコが、情緒不安定になってスピーチする……。
何が面白いんですかね!
しかし面白いから、毎年気になってしまうわけだが、しかし段々つまらなくなってきたのも現状だ。前田大島の熾烈な1位争いがあるわけでなく、とりあえず順位が決まるだけでは見どころがない。
今さら指原莉乃や渡辺麻友が1位になるとこ見ても、あたり前すぎて驚きがない。指原と渡辺の間に、勝負の因縁や遺恨や物語がないからである。
前田大島が1位を争うのも面白いが、指原渡辺が1位を争っても退屈だしなあ。山本彩や松井珠理奈が1位争いにからんでくれば、面白さが出てくるわけだが、彼女たち伸び悩んでるし。
次世代の騎手にすべく松井珠理奈を推してきたものの、期待したほどには成長しなかったのが現状だ。ヒヨコが生まれなかった卵みたいなアイドルだよね。松井珠理奈。
AKB総選挙の面白さとは、1位を目指してアイドルが死闘をくりひろげる熱い戦いにあったはずだ。だがそれがここ2年くらいはない。戦いもなく、盛り上がりもなく、ボンヤリと順位が決まるのを見物してるだけでは、ただのアイドルランキング番組でしかない。
そんな退屈な総選挙は茶番劇でしかない。
AKB総選挙は八百長総選挙なのだ。
(続く)