良いホモ、悪いホモ(4)
いささか極端な話になってしまったが、リベラル思想というものが、そもそも矛盾した思想だというのをご理解いただけただろうか? リベラル思想的には、以下の通りの理念を持つべきである。
1.イスラム教徒を排除してはならない
2.同性愛を排除してはならない
3.リベラル思想を排除してはならない
しかし、1~3の思想を実践しようとすると、以下の行動をしなければならなくなる。
1.イスラム教徒を排除しなければならない(彼らは同性愛を認めないから)
2.同性愛者を排除しなければならない(彼らはイスラム教を認めないから)
3.リベラルを排除しなければならない(同性愛とイスラム教を認めないから)
……って、明らかにオール全てぜんぶが矛盾しとるがな!
同性愛者のためにイスラム教徒を排除して、イスラム教徒のために同性愛者を排除して、最後に同性愛者とイスラム教徒を認めなかったリベラルを排除するって滅茶苦茶だよ! 自己矛盾したリベラルが最後に消滅して終わりって、ワケわかんないし!
結局、日本のリベラル様は矛盾に耐えられないのだ。
日本のリベラル思想は、子供のリベラルなのだ。
「ホモとレズに優しい自分が好き」
「イスラムに優しい自分が好き」
「リベラルな自分って、なんかカッコいい」
この程度の考えで発言し、行動しているのが現状ではないのか。それは幼稚なリベラルであって、自己矛盾と向きあっていない。悩みながら成長し、大人のリベラルをつくるべきではないかと提言したい。
いま求められているのは、自己矛盾により自我崩壊する子供のリベラルではなく、自己矛盾に悩みながら成長してゆく大人のリベラルのはずである。
(終)
良いホモ、悪いホモ(3)
多様な価値観を認めるのが、リベラル思想だ。
思想の中には宗教も含まれるので、リベラル的にはイスラム教徒を守らなければならない。しかしイスラム教を認めない集団がいる。それがホモとレズである。
イスラム教は同性愛を認めないのだから、ホモとレズは自らを認めない宗教を受け入れるはずがない。敵対的な宗教集団だからである。LGBT的にはイスラム教は、同性愛差別をする狂信的なカルト教団なのだ。
しかしリベラル的にはイスラム教徒を差別する同性愛者は人間のクズ。よって排除されなければならない。そういったわけで、リベラル的にはもう一つの思想が爆誕してしまう。
2.同性愛者はイスラム教を認めないので、排除しなければならない
……って、同性愛だからって排除したがる人々って本当にリベラルなの? LGBTへの理解がゼロなのに? 同性愛者を排除しようとしているのに? でもイスラム教を尊重するためには、イスラムを認めない同性愛者を日本から追い出すしかないのだ。
まあ、イスラム教徒を追い出して、次に同性愛者を追い出せば、とりあえず矛盾は解決するでしょう。めでたいことではある。
しかし次の矛盾が発生してしまうのである。
イスラム教と同性愛を認めない、ネトウヨ以下の人間のクズどもを排除しなければならなくなるのだ。しかも彼らはイスラム教徒と同性愛者を日本から追い出した、差別主義者だからである。
よって以下のリベラル思想が爆誕してしまう。
3.リベラルはイスラム教と同性愛を認めないので、排除しなければならない
……って、イスラム教徒と同性愛者を日本から追い出した後で、リベラル様が日本を出てかないといけないのかよ! リベラルがリベラルを弾圧する、ワケわかんない状態になるよ! そんな日本でいいのかよ!
たぶん、リベラル的にはいいのでしょう。
なぜならば……。
1.同性愛を認めない差別主義者の、イスラム教徒がいない
2.イスラム教徒を認めない差別主義者の、同性愛者がいない
3.イスラムと同性愛を認めない差別主義者の、リベラルがいない
……といったクリーンな状況になるからである。
イスラムと同性愛とリベラルのいない日本って、本当にリベラル国家ですね!
……って、明らかにおかしなことになってしまうわけだが、でも、リベラル思想を追求したら、そうならざるをえないのである。
(続く)
安倍晋三の季節の終わり(3)
ウヨ系の動画を見ていたら、「安倍政権は長くない」「安倍政権は負けた」と語るジャーナリストが2人いた。妙に気になる現象だった。
パヨク系の文化人は、負けを絶対に認めない。ウヨが全て間違っていて、パヨクは全てが正しいという理屈をこねる。パヨクは常に勝ち続けていて、ウヨは常に負け続けているのだ。
しかしウヨっている人々は、安倍政権の終わりを感じ、負けを認めた。正確には挫折を痛感しただけで、まだまだ戦い続けるつもりのようだ。
現実から逃げ続けるのがパヨクで、現実を見つめ続けるのがウヨと区分できそうだなあとも思った。なんだか、らしい感じである。
安倍政権の挫折。
アベの季節の終わり。
なんか、そんなもんを感じてしまう。安倍ちゃんが消えて二階さんや石破さんが総理になっても、悪い意味で変化がないという予感がする。昔のように、日本全体が少しずつ落ちぶれてゆくだけとゆうか。
安倍政権(ネトウヨ) vs リベラル(パヨク)
……といった戦いのようによく語られたが、実際は改革派の安倍総理と、守旧派パヨクの戦いだったように思う。これまで通りでいいんだと考える50代以上の年齢の人々と、それに付き従う若者たち。
といっても、若者はパヨク二世たちだが。
両親がパヨクなんで自分もパヨクになった、反抗期のない従順なコたちとゆうか。
一方の安倍ちゃんは反抗期のど真ん中で、戦後体制に噛みつき続けたように思える。
7月末に言うことではないのだが、政治の夏は、もう終わったよな。
良いホモ、悪いホモ(2)
思想によって良いホモと悪いホモに区分し、右翼思想のホモを弾圧しそうなリベラル様。自己矛盾に耐えられない彼らの自我は、簡単なことで崩壊してしまう。崩壊したら悩みながら考えればいいのだが、そんなことを彼らがするはずがない。
困ったものである。
そもそもリベラル思想というものが、一貫性を持つのが不可能だ。
例としてリベラル的な思想をあげて、論を進めてゆこう。
1.イスラム教徒を排除してはならない
2.同性愛を排除してはならない
3.リベラル思想を排除してはならない
多様な思想を認めるのが、リベラル思想のはずだ。同性愛とイスラム教とリベラル思想は排除されてはならない。
しかし、それは不可能なのだ。
イスラム教は、同性愛を認めていないのである。
もちろん宗派や地域や個人によって、ホモレズを認めるイスラム教徒はいるだろうが、基本的には同性愛をイスラムは認めないということで論を掘り下げてゆく。
イスラム教徒である限り、同性愛を認めないのだから、そもそもイスラム教徒はLGBTに差別的であり、リベラル思想の持ち主ではないのである。よって日本のリベラル様は、イスラム教徒を認めてはならないし、批判しなければならなくなる。
それはリベラル思想的には義務なのだ。
もちろんイスラム移民を日本に入れるなどもってのほか。リベラル的にはLGBTを認めない差別主義者(この場合はイスラム教徒)を日本に受け入れてはならないからである。
ここでリベラル的な思想がひとつ誕生してしまう。
1.イスラム教徒を排除しなければならない(彼らは同性愛を認めないから)
……って、イスラム教徒だから排除しなきゃならない社会のしくみって、本当にリベラル的なの? なんだかおかしくね? 多様な価値観を認めるのがリベラルなのに!
明らかにおかしなことになってるわけだが、矛盾はさらに続くのである。
(続く)
山口敬之と詩織はバーで知り合ったとな?
山口敬之に薬物を飲まされてレイプされたと主張するしおりん(詩織)。もし真実だったなら安倍政権の総力をあげて山口を追い込むしかないわけだが、いかんせん証拠がないんでどうにもこうにも。
泥酔して意識不明の詩織を山口がホテルに連れ込んだのは事実なんだが、密室の中で彼女がセックスをOKしたかもしれず、山口敬之を批判しまくりたくてもできない。
悩ましいのう。
そんな中で詩織レイプ騒動で、新たな事実が浮上した。詩織と山口敬之は、バーで知り合ったというのだ。
バーって何よ?
いや、バーって色々とあるよ。銀座の立ち飲み500円バーは出会いの場として有名。ガールズバーはキャバクラと同じだ。前川喜平が通っていたのは売春バー。
……で、詩織がいたのはどんなバーよ?
さすがに売春バーにいたとは思わないが、ナンパ箱だとニュアンスがかなりかわってくる。ガールズバーでバイトしてたとなったら、さらにニュアンスが変わる。
当たり前だが、立ち飲みナンパバーだろうが、ガールズバーだろうが、レイプしたらダメだ。売春バーですら、金とプレイに女性が納得してない場合、レイプに該当するのである。
そういったもろもろの事情を踏まえたうえで、詩織には色々と説明していただきたい。そもそも、どんなバーで山口敬之と知り合ったの?
そりゃ前川喜平が売春バーで貧困調査するのだから、山口敬之がガールズバーで就職調査することだってあるでしょうよ。就職先を探してた詩織が、ガールズバーでバイトしてても違和感はないし(歳くいすぎてるとは思うけど)。
なんかもう、釈然としないこと多すぎな詩織レイプ騒動である。
良いホモ、悪いホモ(1)
AERAの竹下郁子記者が書いた、AERAのホモ記事を立ち読みした。
リベラルなバカ女子が妄想しがちなホモと違い、現実のホモは違うという内容だったと私は解釈した。そしてコレは危険な兆候だなあとも思った。
リベラル様は日本右翼が大嫌いだ。ネトウヨも嫌いである。彼らはホモとレズとイスラム教徒が大好きだ。日本国内にどんどん増えて欲しいと願ってやまない。
しかし、ホモとレズにだって右翼思想の持主はいるのである。
ホモとレズは大好きだけど、右翼思想は大嫌いなのがリベラル様だ。
ではウヨってるホモ、ウヨってるレズに対してどう接するのか?
はっきりAERAの記事中では文章にしてなかったが、「ウヨったLGBTはいるので、リベラルな我々は心の準備はしておこう」という病んだ電波を発信しているように読めた。
あくまで私が勝手に行間を読んだだけだが……。
今後はウヨった思想をむきだしにするホモやレズが、当たり前だがどんどん登場すると予測される。……ってゆうか、マスコミに登場しないだけで既に多数のホモ右翼やレズ右翼が存在しているに決まっている。
そもそも三島由紀夫がホモっぽかったのは有名で、しかも彼はガチガチの右翼。極右思想の持主である。自衛隊に乗り込んでアジったあげくに、割腹自殺するほどだから。
ホモ右翼はそもそも数十年も前から存在しており、超有名だったわけだ。
なのに、なぜかリベラル様の頭の中では存在しないことになっていた。
LGBTはリベラル思想の最たるものだから、ネトウヨ思想とは相反すると、リベラル様は勝手に妄想していたのである。
しかし、ホモ性癖と右翼思想は矛盾しない。むしろ三島由紀夫を見る限り、ホモと右翼は相性が良いほうなのである。むしろホモと右翼は矛盾すると誤解し続けていたリベラル様のほうが、頭がおかしいわけである。
ホモ右翼と遭遇したリベラル様の自我はあえなく崩壊するだろう。
彼らの頭脳はホモ右翼という矛盾した概念を受け入れることができない(そもそも矛盾してないわけだが)。
するとどうなるか?
リベラルなホモは良いホモ、ウヨってるホモは悪いホモ!
こんな珍妙なことを提言しそうで怖いのである。
明らかに思想統制なんだが……。
(続く)
落合信彦が好きで何が悪い?(2)
落合ノビー、田舎の中学生だったワイなんかにモサドやCIAのこんな裏側まで教えて大丈夫なんか?スーパードライ飲んでる時に狙撃されへんのか?ってガチで心配してたからな。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2017年7月1日
ネットの無い80年代バブル期は今思えば牧歌的だった。 https://t.co/vl9swkXcs1
80年代バブル浮かれてた当時のジャパンで、ただでさえ暑苦しいルックスの落合ノビーが更に熱く、若者よ俺の様にドンドン海外に出ろ、俺に続くサムライを待ってるぜ、的な語りでスーパードライ一気飲みする訳ですよ。ネットの無い時代にね。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2017年7月1日
もう私みたいな情弱田舎モンなんてイチコロですわ。
アサヒビールは今でも落合ノビーに足を向けて練れないと思うで。
— ボヴ (@cornwallcapital) July 1, 2017
それくらい落合ノビーのCMはカッコ良過ぎたもん。 https://t.co/89ZzK5EDdH
上記の動画をまずは見て欲しい。
カッコよすぎる!
広島の田舎にいる高校生の私にとって、万事がこの調子の落合信彦はカッコよすぎてしまった。圧倒的な魅力に抵抗できるはずもなく、好きになるしかなかったのである。
当時、週刊プレイボーイ編集者だった小峰孝雄が、自身のラジオ番組であるオールナイトニッポン水曜日で、このCMをカッコいいと語っていたのを記憶している。ある種の男性にとって、この気分は共有されていた。
読書と雑誌が好きなテレビっ子というのだろうか?
サピオ、スコラ、ゴロー、週刊プレイボーイ……なんてのが、落合信彦をよく見た痛いである。小学館と集英社に強いジャーナリストというイメージだ。ホットドッグプレスに登場してはいなかったが、ビールの広告はよく掲載されてたと記憶している。
サピオと週プレ以外は廃刊になってしまったのはさびしいが、サピオ以外はエロ記事が充実した媒体ばかりである。蓮舫のグラビアに股間を膨らませた後の賢者タイムは、落合信彦の国際記事を熟読して国際社会について妄想を膨らませるのが、ある種の男の子にとっての定番の時間の過ごし方だったろう。
当時の若い男の子は、右肩上がりの平和すぎる日本は、ぬるま湯すぎてうんざりだったのである。激動する国際社会、アメリカだのイスラエルだのが、熱い感じがして魅力的に見えたのだ。
もちろんテレビや新聞も国際情勢を伝えてはいた。
しかしそれらは退屈な事実を伝えていたにすぎない。激動する国際政治の魅力は、伝えていなかったのである。国際政治の激動の「魅力」を伝えていたのは、落合ノビーだけだったのだ。
後に噂の真相だの、鹿砦社の暴露本だの、町山智浩の取材だの、インターネットだので色々と暴露されてゆく。しかし、読者にとってはどうでもよかった。細かい事実よりも、デカくて熱い魅力が全てだったのである。