山口敬之vs詩織は、色々と解せない

 山口敬之にレイプされたと主張する詩織。

 いろいろと解せない。

 顔出しで実名で告発したと報道されているが、フルネームではなく詩織と名乗っている。本名は「**詩織」なんだが、だったらフルネームで名乗るべきだろう。詩織と名乗るのも、確かに実名で間違いないんだが……。

 あれこれ記事をチェックしたら、家族が心配したのでフルネームではなく、詩織とだけ名乗るようにしたようだ。

 とりあえず納得。

 しかし他にも、解せないことがいっぱいだ。

 「デートレイプドラッグを混入されたと思っている」と彼女は主張するが、証拠がないのだろう。ドラッグを混入されたと「思っている」としか自分で表現していない。

 ドラッグを飲ませたのかどうか、確証がもてないよなあ……。

 他にも衝撃なのは、担当した警察官たちの失言のオンパレード。

 「『(相手が)TBSだから難しい』と言われた。『相手が政権側の方ととても近しい』という話もされた。ただ、山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端(逮捕へ)いけるかもとなった」

 ……って、警官がこんなことポロポロと喋っちゃっていいの? この時点で非常識なんだが、あきれた失言はさらに続く。

 「いま目の前を(山口敬之が)通りすぎましたが、逮捕に上からストップがかかりました。私は捜査を離れます」

 ……って、逮捕するはずが手のひら返されて、しかも「いま目の前を通りすぎたが逮捕できない」などとライブ感ありすぎな表現されたら、詩織の心を必要以上に刺激してしまうのは必然。あまりに無神経すぎやしないか。

 さすがに彼女が嘘をついてるとは考えないが、このように「聞こえてしまう」ほどには問題のあるクチのききかたをしてたとしか思えん。まず警官がクチのききかたに注意しなきゃいけないのではないの?

 気になるのは安倍総理から捜査妨害の圧力があったとか、警察が安倍総理の顔色をうかがって捜査をストップしたとかだが、少なくとも詩織本人の見解はこうである。

 「(捜査員から)直接的には聞いていない。分からないパワーはあったかもしれないけど(詩織が気づかない部分での政治的な圧力はあったかもしれない……という意味?)、論点はそこではない」

 ……って、安倍総理からの捜査妨害があったなんて、そもそも詩織本人が主張してねえじゃねえかよ! じゃあ誰が安倍総理の圧力だの、忖度だの言い出したんだよ!

 なんだかもう、詩織本人の主張を、彼女を応援するパヨク勢力も、彼女をバッシングするネトウヨ勢力も理解してないな。

 どうも彼女は安倍政権の圧力うんぬん以前に、そもそも強姦事件に対する警察側の無神経な対応であるとか、強姦被害者に対する世間の無理解さとかをアピールしたい様子なのである。

 そういや共謀罪がどうのよりも、強姦事件の厳罰化のほうを先に審議すべきと詩織が提言してたように記憶があるが(違ってたらすまん)、彼女がパヨク思想だからと考えるよりも、強姦被害者(ということにしておく)だから厳罰化のほうを優先したくなったと考えるほうが自然だよな。

 彼女はあくまで「(安倍?)政権と戦うというより、性犯罪被害について変えたい」という意識らしく、そんな彼女をパヨクが政治利用したらいかんのじゃないの?

 強姦被害者を道具に使って、嫌いな政治家をバッシングするってのも、セカンドレイプの範疇に入れたくなってしまうわけだが……。

 あと山口敬之に関しての私の考えは、石平太郎と同じだ。彼のツイートを引用し、この項目を終わらせる。

 

 *追伸*

 文中で引用した文章は、以下の記事から引用しました。

www.nikkansports.com