久しぶりにB’zを聴いたら、やはり良かった
バッドコミュニケーションのあたりでB’zにハマり、数年間は惑溺。ラブファントムで、マンネリを感じはじめ、ウルトラソウルでギャグの対象に。それからは距離をおき、モノマネ芸人が「ウルトラソウッ! ホイッ!」とテレビ東京でネタにする様子を苦々しく眺めていたのが、私のB’z遍歴だ。
そんな40代男性、多いよね!
僕だけじゃないよね!
……と、ついブログ読者の顔色をうかがってしまう、中年男性の私だ。そんな私はミドルエイジクライシスをむかえ、最近はすっかり鬱ぎみ。若かりし頃の威勢のよさは皆無。これではいかんと、自らにキアイを入れなおすために、若い頃にハマってたものを巡礼しなおす旅に出た。
後ろ向きと批判するなかれ、過去をふりかえってエネルギーを再注入し、前向きに生きようというポジティブな姿勢のつもりである。
そんな私が最初に手をつけたのは、TSUTAYAでB’zのCDをレンタルすること。アルバムやシングルは多すぎてツラいので、ベストアルバムで勘弁してもらうことにした。そしたらベスト版も数が多くて閉口。7枚もあるのな。もっとあるのかもしれんけど。
キャリア30年くらいだからなあ……。
その感に私がしていたことといえば、ひたすら迷走の人生。結婚もせず、子供もいない。ライターとして売れてない。
ダメだこりゃ。
こーりゃこりゃ、と1人で自室でおどける日々である。
久々に聴いたB’zは、あいかわらず良かった。
ウルトラソウルはギャグ扱いされてもしかたない作品だが(ホイッ!はないよな)、1秒だって退屈はさせないという意気ごみを感じさせる力作。モノマネのネタにされるのも、テレビCMで有名になった国民的な知名度があればこそだ。
ジャケット写真を見たが、ボーカルの稲葉浩志が前髪をあげる勇気がないのは以前からだが、昔とかわらぬフサフサの髪型。スリム体型でアンチエイジングはばっちり。だらしなく太った私とは違う。
こんなんじゃいかんよなあ……と突き出た腹を叩きながら、自分自身に喝をいれた。最近は首にあごがうまりはじめ、浦沢直樹のマンガに出てきそうな肥満中年外人のようなビジュアルになっている。フェイスラインは、ない。
松本孝弘のギターテクはどんどん上手くなり、今も成長を止めてない。なのに私の文章ときたら、少しはマシになっただけで、最近は頭打ちだからなあ。
ダメだこりゃ。
あ、こーりゃこりゃ。
……と、1人でおどけるのは止めてみた。今からポケモンGOしながら、ウォーキングだ。安酒は止めないが、量を減らしてみようかな。禁煙に成功したのは、小さな自慢だし。
サウナで汗を流してから、初めてのひとりカラオケにも挑戦してみよう。ヤケ酒よりは安くて健康そうだし。
遅ればせながら、鬱から脱出すべく、もがいてみるかな。