SAFE/セイフ(1)
SAFE/セイフを鑑賞。
なぜか気になるジェイソン・ステイサム。なぜか大好きなジェイソン・ステイサム。でも、その理由がわからない。トランスポーター1での印象が良すぎたからというのは、ある。
とはいえ、アクションスターとしてはキャラが弱い。
スタローンやシュワルツェネッガーのように、筋肉ボディではない。キアヌ・リーブスのようにイケメンでもない。スタントなしのアクションは偉いけど、トム・クルーズほどの無茶をしてるわけではない。
ハゲがカッコいいとか、スーツが似合うとか、そんなことはよくわかってるのである。手元にあるものは何でも武器にしてしまう、頭の良さそうなアクションもカッコいいし。
でも、それらがステイサムにハマる理由としては、どれも弱いのである。ステイサムを好きになる理由を、説明できない。
全体的にぼんやり好き。
でも全作品を見たいと思う。
こんな気持ちになる理由を説明できない。もどかしいんだよ、ステイサム。
●何の魅力もない中国ロリにうんざり
中国人ロリータちゃんのために、ステイサムが戦う映画だ。しかし中国ロリが全くかわいくないうえに、ブス。彼女のために何かしてやろうという気に、全くなれないのである。
しかも物語序盤で、この少女が事件に巻き込まれるまでがダラダラと描かれるのだ。しかもステイサムと出会うまでが、無駄に長い。
ここは、もっとはしょるべきではないかと思った。
レビューなどでよく指摘されていたが、レオンのナタリー・ポートマンちゃんをついつい思い出してしまうわけだ。抜群にかわいい上に、悲惨な境遇。
男なら、ついつい一肌ぬぎたくなってしまう。
彼女のために何かやってやろうという気にさせられるのだ。しかもそれが素早く描かれる。中国ロリとえらい違いなのである。
やっぱりシナリオライターだったり、監督だったりが、レオンよりも劣ってんじゃねえかなあ。中国ロリともっと心を通い合わせる、いいシーンがあればよかったとも思うのだが……。
思うに監督はじめ制作スタッフにロリ趣味がないために、魅力的なロリを描くことができなかったんじゃなかろうか。とりあえず守ってやる対象として、ロリが必要だっただけなのだろう。
ステイサムが大暴れするために理由が必要なので、中国ロリが登場するだけなのである。ステイサムと中国ロリの関係を、もっと丁寧に描くべきであった。
彼女と会った瞬間に、ステイサムが死ぬことを止めた理由も、よくわからないので物語に集中できないのである。
映画の最後でステイサムが彼女の父親になろうとするのも、よくわからなかった。中国ロリは父親ではなく、友達になることを求めるのだが、何の感動もなかった。