トランスポーター2・その2

 ●魅力のない女優たちに興ざめ

 肝心の恋愛模様もつまらん。

 アラフォー人妻にいきなり欲情されるのだが、唐突すぎてモテてる気分になれない。ご都合主義すぎるんだよ。しかも仲良くなった子供の母親なので、セックスしちゃったら後味が悪い。子供を裏切ったような気分になるからだ。

 こんなセックスは断るしかないし、実際にステイサムも断っていた。しかし本当に断らざるをえないセックスを、映画に登場させる意味があるのだろうか? ここは不要なシーンなのだ。

 アラフォー女性というのも微妙だ。経産婦ゆえ、あそこの具合はむしろ若女子よりはいいらしい。とはいえ、アクション映画のヒロインがオバさんではマズいだろう。しかも貧乳。

 普通のオフィス恋愛を描くなら、年相応にオバフォー女性がいい。むしろ年相応で、リアル感があるとゆうか。しかしアクション映画は、夢を描く作品だ。やはりアラサー女性あたりをヒロインにしてもらわないと困るのである。

 JDに目の色を変えるバカになりたくないが、とはいえオバさんで大満足できるわけでもないという、中年男性心理を少しはわかって欲しいのである。制作のリュック・ベッソンさんには。

 女殺し屋に何の魅力もないのも困惑だ。そばかすだらけのスリム女子で、メイクはスモーキーアイ。ベッソンさん好みなのはわかる。元モデルだそうな。

 しかし細身すぎてバストはボリューム不足。肌にハリがなく抱き心地は悪そうだ。胸もお尻も、さわったら弾力のないしなびた感じが想定できて、ゲンナリなのである。運動不足そうで、お尻にも力感がないし。

 そりゃベンソン的にはそんな女優が好みで、前作同様にハメたのだろう。新人女優には枕営業はつきものだ。そうゆうの好きそうである。ベンソン。実際にどうかは別として、私にはそうとしか思えない。

 いや、しかし、貴様の趣味で魅力のない女優をゴリ推しされてもなあ。ベンソンが据え膳をいただく様子をイメージしてみたが、全くうらやましくないのである。

 あの程度の金髪美女なら、六本木のストリップバーに普通にいるしなあ……。ちょい太だけど、肌に弾力あって抱き心地はよさそう。ダンスで鍛えたヒップは上向き。寄せて上げるブラでかき集めた、背中の贅肉とバストは巨乳すぎて最高だし。思わず下着にチップの一万円札をはさんであげたくなる。ベロニカちゃんという、ラテン系の素敵なコがいてですな……。

 おっと話がそれた。しかも万券をブラに挟む金銭力がないので、千円札をはさんだら、しわい顔をされた苦い経験があるにもかかわらず、チップが万券と見栄をはってしまった。

 ネットにカキコされて大恥をかく前に、いま自分でバラしておきたい。

 アクション方面のアメニティが低下したが、エロ方面のアメニティも、やはり低下してしまったのである。