パーマネント野ばら

 パーマネント野ばらを鑑賞。

 小池栄子夏木マリの個性的な演技が光るも、シナリオは工夫の余地ありと感じた。田舎の漁村に生きる女性たちを描いた作品で、漁村に生きる人々をある意味でリアルに描く。

 母と娘と、その子供の三代にわかる大河作品とも読める。

 ただちょっと踏み込み不足かなあ……。結末で衝撃の事実が明かされるのだが、その先を見たくなるのに描かれない。フックで釣っといて放置プレイされるわけで、欲求不満に陥ってしまう。

 素敵な作品だが、残尿感がある。

 小池栄子夏木マリの個性的な演技が光る。

 ギャグタッチではなく、リアルタッチで描くべきだったようにも思えるが、どうなのだろうか?