くちびるに歌を
くちびるに歌を、を鑑賞。
音楽教師が赴任。合唱部を率いる……って、名作の香りしかしないですね! エーデルワイスだったけ? 忘れたが、そんな名作映画もあったよな。
●新垣由衣の演技のメジャー感。テレビ地上波がよく似合う
ぶっちゃけ制作サイドとしては、合唱部の中学生を演じる子役たちを、生き生きと描きたいだけなんだと思う。しかし演技力はあるけど、無名の子役たちを主人公にしたのでは客が入らん。
だからテレビ地上波で高視聴率をとる、新垣由衣を主演にして客を入れたいという思惑はあると思うのだ。実際にガッキーは、メジャー感のある演技をしている。
映画の格がグッと上がった。
●子役の演技がやばすぎる
自閉症スペクトラムの兄の面倒をみることに忙殺される役を演じる、下田翔太がやばすぎる。けなげな姿に中高年男性の私のハートはわしづかみ。しかも歌う時のたたずまいとゆうか……。
恒松百合もいい。
●物語中盤から感動させまくる
邦画の感動作品のつくりは、物語中盤からひたすら感動させまくるのが定番。本作も物語中盤から、ひたすら泣かせまくる。勉強になる作品だった。
●長崎の港町で生きる人々が、生き生きと描かれる。
真夏の方程式を鑑賞した時にも思ったのだが、田舎町を舞台にした映画は田舎に生きる人々が生き生きと描かれると、名作感がぐっと高まる。
また田舎の人々が生き生きとしてるからこそ、都会からやってきた主人公もまた輝けるわけで……。*1
*1:ここに脚注を書きます