ミスト
ミストを鑑賞。
低予算映画じゃないかなあ。物語のほとんどが、スーパーマッケット内での人間ドラマに使われるのだ。しかも無名の役者ばかり。人件費は安そう。
しかもモンスターがあんま出てこないから、特撮費用やCG費用もあんまりかかんなさそうだし。ハリウッド映画とゆうか、日本映画みたいなつくりだなあ。
伏線は慎重にはりめぐらされている。
主人公の子供が「僕をモンスターに殺させないで」と言ったあたりで、悲劇的なフラグが立つ。救助する予定だった妻が死体で発見される。身長100メートルはありそうな巨象のようなモンスターが、大きな足音をたてて歩く。威厳すら漂う、荘厳な光景。圧倒される主人公たち。人間の世界は終わり、モンスターの世界が始まったかのような気分になるシーン。
ラストは物議をかもしたが、アレがないと本当に語ることの少ない、小品で終わっていた本作ではなかろうか?
個人的には食われてもいいから、死にもの狂いに戦って死にたいと感じた。
アマゾンのレビューを読んだら、「サイレントヒルの方が面白かった!」とみもふたもないカキコを発見。急にサイレントヒルが気になり始めた。
サイレントヒルも街が霧につつまれたホラーで、霧の中から魔物が出現して襲ってくるらしい。霧の中での冒険がほぼゼロのミストよりは、エンタメ的で面白そうだ。
ゲームと映画があるらしいが、チェックしてみよう。