安倍晋三の季節の終わり(1)

 都議会選で自民党が大敗。安倍晋三の季節の終わりを感じた。自民党内に安倍おろしをしたい人々がいて、彼らが安倍つぶしに奔走しているのではないかと。

 パヨク風な表現をすると、「アベの季節の終わり」だよな。

 パヨク勢力は自分たちが安倍政剣を倒したと、自分の手柄のように吹聴するだろう。でもアベを退陣に追い込むのは、パヨクでも民進党でも共産党でも朝日新聞でもテレビでもなく、自民党内部の反安倍グループでしかない。

 アベを殺すのは自民党内の反安倍人脈であって、パヨクではないのだ。

 秋葉原での安倍総理の演説で、安倍辞めろとヤジがとんだ。パヨクたちは「左翼のみではなく、民意だ」と嘘をつく。しかしネットの検証を見れば、しばき隊に動員をかけられたパヨク達でしかないと、すぐバレてしまう。

 演説現場で安倍辞めろとコールする連中は、けして民意を代表してるわけではないのだ。ごく一部の変わった人たちでしかない。彼らを基準に現状分析するのは、明らかに間違っている。

 ただ、投票結果は別だ。

 安倍辞めろコールはしないが、万事が強引な安倍路線に「そろそろ潮時なのでは?」と懐疑的になった人々が、自民党以外に投票したのではないか。選挙上手な小池百合子が、その種の「安倍の季節の終わり」に気づいた票をかき集めたのだろう。

 安倍総理の演説現場で安倍やめろコールをした連中は民意を代表してはいないが、投票結果は民意を代表していることを、ネトウヨ勢も認めるべき。今回はとりあえず負けたわけで、そこから何を学ぶかが重要だ。

 ウヨってる人々は、アベの季節の終わりをいいかげんに自覚すべきだろう。

 ポスト安倍の季節が始まった時に、ウヨ的にどうするか考える方が生産的ではないかと考えるのである。