あべりょうのウザさは何なのか?

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 YouTubeで政治動画をよく見るせいか、あべりょうの動画が頻繁に表示されるようになった。見た瞬間になり、毛嫌いするようになった。深刻なテーマを曲にしてるくせに、歌ってる感じが軽くチャラい。社会問題を本気で考えてるようには、思えなかったのだ。

 しかしたびたび表示されるので、とりあえず動画をちゃんと見ることにした。ムカつく内容だったら、こっぴどく批判してやろうと思ったのだ。

 ところが歌詞を熟読したら、極めてマトモな内容なのだ。マトモな内容すぎて、批判するとこがないのである。ド正論とゆうか。内容そのものには同意するしかない。

 しかし、その主張に全く賛成する気になれないのである。

 なんじゃコイツは?

 私は首をひねった。YouTubeで「あべりょう」と検索すると、「あべりょう ウザい」と表示される。皆が私と同じことを考えているようだ。私だけの特殊な感情ではなさそうである。

 最初から批判する気まんまんで歌詞をチェックしたのに、歌詞そのものは極めて妥当。つっこみどころがない。しかし「意外にいいこと言ってるな」とは、とても思えないのである。

 この気持ちは何なのか?

 そう感じる理由は何なのか?

 ついつい考え込んでしまう。

 たぶん慎重に熟考を重ねたうえで、この歌詞になってるのはわかる。批判されるような、隙を見せたくないという防御的な態度がうかがえる。だから極めて妥当な歌詞になってしまうのだ。批判できるトコがどこにもない。間違ったこと書いてるわけでもないし。

 だけど批判されないかわりに、踏み込んだ内容になってるわけでもないのだ。

 「だから何なの?」「お前は何が言いたいの?」という、疑問がわいてくるわけだ。問題提起はしたがってるが、自分の思想はないし、あっても批判されるから言いたくない。そんなふうに見える。

 言いたいことが特に無いなら、別に曲にしなくてもよいのでは?

 批判リスクが嫌なら、歌詞にしなくてもよいのでは?

 そんな疑問がこみあげてくるわけだ。

 しかもそれを軽くチャラく歌ってしまうお前、本気で悩んでるの?

 何も考えてないなら、曲にすべきではないのでは?

 いっちょかみ、とゆうのであろうか、そうゆう軽率な感じがビンビン漂うのである。

 いろんなモノが複合した、もやもや感。その集合体があべりょうに感じる「ウザさ」なのではないだろうか。

秘密(1)

 秘密を鑑賞。

 ●演技について

 意外に広末涼子の演技がいい、と評すると怒られるだろうか? 演技経験不足の若いアイドルとは思えないのである。

 ただ若い肉体に、40代女性の心が宿っているという特殊な役どころでのみ発生する現象なのかなあ? という気がしないでもない。

 「実は40代女性」という先入観で広末の演技を見るから、若い女性の演技としてはズレている部分が、魅力に変わったのかもしれない。普通の若い男女の恋愛を演じた場合、つたないものになったのではないか。

 小林薫の演技は、なんか渡辺いっけいと似てるよな。渡辺でも大丈夫なんじゃないかという気がした。ちとコミカルになりそうだが……。

 

 ●シナリオについて

 バスの運転手の息子の初登場シーンがいい。彼の印象が次々に変化する構成で、いかにも映画シナリオ技法の基本に忠実な丁寧なつくり。ただ効いてるかどうか、ちょっと微妙だ。役じる金子賢も大根役者だし。

 途中で私には結末は見えた。物語展開上、そうならざるをえないからだ。とはいえ、その結末をどう処理するかが非常に気になった。

 映画に関して言えばわかりやすい中で、上手く処理してたと感じた。大衆的なオチで、すわりはいいのだ。ただ原作のほうが数段、上の結末らしい。原作は未読だが、たぶんそうだろうなあ。

 結末に関しては賛否両論だが、登場人物が夫婦ともにベストな決断をしたと思う。作品の裏テーマは死んだバス運転手のセリフどおり、「家族の幸せが、自分の幸せ」なのだ。登場人物はそのルールに従って行動し、一貫している。

 もはや通常の幸せはない夫婦なのだ。自分の存在が旦那を苦しめていると気づき、その苦痛は夫婦である限り続くと悟った妻は、自分から身をひいた。そうすれば夫は、別の女性と別の幸せをつかめる。妻は旦那を自由してやったのだ。

 夫も同様だ。

 自分が妻を苦しめており、夫婦である限り、この苦しみは永遠に続く。醜い口論も増えるだろう。だから身をひく。「家族の幸せが、自分の幸せ」だから。旦那もまた嫁を自由にしてやった。だから彼女は結婚した。

 お互いにベストの選択をしたのだ。

 すばらしいラストである。

 いくつかの映画レビューを見て痛感したが、誰もが納得するラストというのは、もはや難しい時代だ。むしろ賛否両論が激しく割れるラストの方が、優れているのかもしれない。

 それだけ複雑な時代だし、複雑なテーマを扱わざるをえない時代なのではなかろうか。

 

 ●娘の喪失が描かれなかった不思議

 映画では娘の心を失った悲しみ(肉体は元気だが)に、父母が全くもたないのが気になってしょうがなかったのだが、原作ではそのへんはちゃんと描かれているそうだ。やっぱ、そうだよなあ。

田沼たけしは統合失調症?(2)

 田沼たかしが統合失調症との噂をきき、私は調査を開始した。

 調べてみると、田沼たかしはちょいちょい嘘をつく男であるとわかった。すごいのになると「宮内庁から拳銃使用許可証をもらっているので、拳銃を所持している」なんて自称しているのである。

 007が殺しの許可証を持ってるのは知ってたが、職場の同僚の田沼たかしが拳銃使用許可証を持ってるとは知らなかった。

 ……ってゆうか、宮内庁に拳銃使用許可証を発行する権限ありましたっけ?

 職場の人々は頭をかかえ、数十分も問い詰めた。しかし言い訳したり、話をそらしたり、嘘をついたりして、ラチがあかなかったらしい。

 おしまいには「拳銃使用許可証を持ってるから、持ってますよ」と、凄い理論を展開したそうな。唇をとがらせて。

 そんなこと言ったら、私はAKB48のメンバー全員とセックスしている。セックスしたのだから、したのだ! なんて無茶苦茶な理屈もこねてしまえる。

 その種のとんでもない嘘をつくたびに、周囲の人々は問い詰めたそうだ。彼の態度は自信まんまんで、嘘をついているというよりも、嘘だと思ってないように見える。

 さすがにいかんと思って上司が病院に通わせたら、統合失調症ではなくアスペルガーと診断されたという経緯なわけだ。

 統合失調症と思ってたら、アスペルガー

 アクロバティックすぎる展開に頭痛がしたが、統合失調症にもごく軽い軽度のものもあるそうなのだ。例えば日常生活で、コカコーラを買ったつもりでいたか、実は買ってなかったとかいうところから症状が始まることもあるらしい。

 仕事でいえば、得意先に電話してないのに、電話したと思いこんでいたりとか。

 単なる記憶違いではすまされないレベルになると、統合失調症になるみたいである。その境界線はちょっと素人にはわからない。

 今日も職場に行くと、そろっていなければならない資料が、揃っていなかった。田沼たけしの担当だ。

 集めた資料が無くなったと言い張っているが、そんな作業をしてる様子は田沼にはなかった。ド忘れしていて、手をつけてなかったのだ。

  ド忘れもアスペルガー(とゆうかADHD)によくあることなのである。

 じっくりと彼の表情を観察したが、必死で嘘をついているようにも見えるし、疑うことなく信じこんでいるようにも見える。

 嘘と現実の境界線を、田沼たけしは生きている。

冷たい熱帯魚

 「冷たい熱帯魚」を観賞。

 冒頭はいらないと感じた。スーパーの控室から映画を始めたほうが、すぐに物語を始められるのでは?

 吹越満の隠しても隠しきれないイケメン感やカッコ良さはなんなのだろうか? 役としては不要なので、イケメンアピールはしていない。

 なのに、にじみだしてしまうんだよね。

 ちょっとオザケンに似てるとも感じたけど。

 神楽坂恵が最初から胸の谷間を強調するファッションで登場。エロい展開になると想定してたら、その通りに。「もっと殴ってください。もっと! ありがとうございます」と、ドMっぷりを全開にする。

 これは何かの伏線なのか?

 ……と気になっていたら、回収されないまま終わってしまった。考えすぎたか。

 たぶん男らしい男、父権的で圧力的な男性が好きという設定なんだと思う。だから後半になって主人公の吹越が、でんでんの影響で男性的になるにつれ、神楽坂が吹越に魅力を感じ始めてるように私には見えるのだ。

 特に作品の中で効いてるとは思えないが、登場人物に一貫性をもたせるって大事なわけですよ。

 吹越満って英会話のノバのCMに出てなかった?

 吹越の演じる社本はシャモトと読むが、映画の中で名前を聞き取りづらいと感じた。久本としてヒサモトとした方が、聞きやすいよな。

 でんでんが経営する店の女性店員の制服がエロいが、これってよくあること。事件をおこした新興宗教の教祖が、ミニスカート好きだったのだ。安いミニスカファッションの信者を躍らせて喜ぶ動画をニュースで見て、どんびきした記憶がある。

 リアリティある描写なのだ。

 黒沢あすかは筋肉質。ジムで鍛えてるのだろうが、さすが女優といったところか。普通のシーンでは見るべきところがないが(演技することが無い?)、緊張感のあるシーンではぐっと映えてくる。演技しろと言われたら、できるんだな。

 何を演技すればいいのか、明確にわかるからだろう。

 吹越満の娘役は、予算があれば小松奈々が適役だったかも。

 吹越の演技は細かく表情が豊か。テレビドラマむきでメジャー感と高級感がある。吹越満とでんでんが、別格。本作をぐっと上の段階に引き上げてる。

 日活の映画全般に言えることだが、低予算な安い画面はいかがなものかと批判したくはなる。しかし安い絵だからこそ、安い現実を描けるという側面がある。

 本来は弱点だが、上手く運用して長所に変えてると思う。

 死体を解体する建物が教会調なのはどうなのだろうか? イエスの像、マリアの像、ロウソクなんかも。

 罪深さを描くにはいいが、ベタな感じもする。熱帯魚店のテキサスっぽいビジュアルとあいまって、トータルイメージを良くしてはいると思うが……。

 テキサスっぽいとか、ロードサイドっぽいとゆうか、日本であって日本ではない感じとゆうか。

 効いてはいるが、ちょっと気になった。

 吹越がでんでんと黒沢あすかにコーヒーを入れるシーンが多いが、ここは毒殺展開にも使えるシーンだと思った。吹越が毒を飲ませてから、苦しむでんでんを刺し殺す演出でもよかったんじゃないかな。

 でんでんの事務所にくるヤクザ。スーツのメガネの男がイケメン。迫力もあっていい。

 でんでんは実の父親から幼児虐待を受けていた。頭のイカれた父親は教会風の建物にひきこもり、でんでんを虐待。でんでんはオドオドしてばかりいた。でんでんは吹越を、自分の子供の頃のようにオドオドしていると発言。これは伏線として効いてる。後で吹越は、でんでんのようになるから。でんでんは吹越に自分を父親と思って殴ってこいとも発言。

 でんでんが吹越を追い込むシーンもいい。

 娘のミツコをでんでんに預けたのは、吹越が妻の神楽坂恵と自宅で好き放題にセックスするには娘が邪魔だったからと喝破。しかもミツコがそれに気づいてると追及。貴様のような偽善者は嫌いと詰め寄る。

 吹越がミツコに全ての判断をゆだね、察したミツコは家を出た。それが彼女の優しさだと。吹越が妻の居心地を悪くし、娘はグレさせる。でも自分では何も解決しないし、できない。

 これは吹越にとって図星でもあったんだよね。

 でんでんは吹越のメガネを外して投げ捨てる。知性や常識をはぎとり、成長をうながすわけだ。でんでんを父親と思って殴ってこいとけしかけ、自分を殴らせる。

 吹越は「あー!」だか「おー!」だかの、なんとも形容しがたい声で絶叫。これはたぶん赤ちゃんの泣き声を意識して演技してるな。

 母親の胎内で安楽に暮らしてたのに、苦痛に満ちた世界に放り出させる恐怖と不安で赤ちゃんは泣く。その泣き声。新しい自分を生み出してしまったことに、吹越は泣くわけだ。でんでん化した自分を、吹越は新しく産み落としてしまったのである。それを嘆き悲しみ、恐怖しているのだ。そうなってしまった自分への後悔もある。もう戻れない。

 そうゆう泣き声。

 ここの吹越の演技はすごい。

 急に吹越が弱々しくなったので、でんでんは調子こく。でも、この時点で既に吹越は生まれ変わって別人になってしまったことに、でんでんは気づかない。

 吹越に襲いかかられ、「シャモトくん、ちょっと痛い」といきなり敬語になるでんでん。力関係の逆転が一瞬で描かれる。吹越がでんでん化したのだ。

 何度も突き刺される様子を見て、でんでんの妻である黒沢あすかがケラケラと笑う。黒沢はでんでんから吹越に乗り換えたのだ。彼女はその場で最も強い人物になびくタイプの女性だったのだ。

 瀕死状態のでんでんが「お父さん痛いよ。やめて。お母さん早く助けて」とうわごとを漏らす。「お尻が痛いよ。もう悪いことはしません。ごめんなさい。お父さんには逆らいません。ごめんなさい」と謝り続けるでんでん。

 作品では、全く描かれないが、でんでんの過去に起きたことは、たぶんこうだ。

 でんでんの父は発狂し、でんでんを幼児虐待。でんでんの母は我が子を守るどころか、見ているだけ。その場で最も強い父親に、なびいていた。黒沢あすかがそうしてるように。そして吹越の妻の神楽坂も、その種の女性なのだ。

 おそらく、でんでんは父親を殺した。でんでん最初の殺人がそれだ。でんでんは父親化したのだ。そしてでんでんは吹越の父親となり、吹越はでんでん化して殺人者になった。

 でんでんが母親をどうしたのかは、わからない。殺したか、母を妻にしたかの、どちらかだろう。

 そして殺人が始まった。

 ま、こんな感じのバックストーリーがあったのではないかと。作品中で描くべきだったと、思うんだけどね。ここは足し算するとこじゃねえかな。

 登場人物はそれぞれの結末をむかえる。

 黒沢あすかは吹越に撲殺されそうになり、激怒。吹なく越がでんでんのかわりにはならないことに、気づいたのだ。そして吹越に刺され、でんでんの死体と寄り添って死んでゆく。彼女にふさわしいのは、吹越ではなくでんでんだと知ったのだ。

 妻の神楽坂は吹越が刺殺。でんでん化した吹越に、彼女は魅力を感じてたように見える。しかし黒沢あすかみたいになった妻に失望したのか、あるいは最初から強いものになびく女性でしかなかったので、愛する女を間違ったと判断したのか、そこのところは、よくわからない。単純にでんでんとの浮気が許せなかったのかも。

 娘は何回か刺すが、殺さない。一人で生きたいし、生きて行ける娘に対し、「生きていくのは痛いんだよ」と最後の授業をして、自殺。

 自殺した理由はよくわからない。

 自分が望んだ家庭はつくれないと悟ったからか、でんでん化した自分を許せなかったのか、そのへんの理由じゃなかろうか。

 最後に自殺した吹越に、娘のミツコが「やっと死んだ」と冷たい言葉を吐きかけて映画は終わる。エバンゲリオンと同じラストだなー、という印象。

 どうも園監督が交際してた女性が、園を捨てて別の監督と交際しはじめたらしい。で、声優にイレあげて捨てられた庵野秀明と同じ状況になったので、それがラストに反映されたのではないかと。

 監督を女性が全否定して終わるラストなのは、そうゆうことではないのかな。

何もない男の死(1)

 何もない男が死んだ。

 友人が自宅を訪ねたら、死んでたそうだ。警察が親族と連絡をとり、葬儀は行われた。政治運動にかかわっていたから、その仲間たちによって偲ぶ会も行われる。

 彼は何もない男だった。

 大学を出た様子もないし、定職についてる気配もなかった。金がないから家賃の節約のために、男どうしで部屋をシェアして暮らしていた。

 家族もいない45歳だ。

 政治運動で知り合った男から、宅急便のバイトを紹介されたが、すぐに辞めた。対立するネトウヨから職場に電話があり、政治運動をやってるとチクられてクビになったと本人は言っていた。

 嘘だろう。

 いくらネトウヨだって、彼の勤め先まで知るはずがない。チクリの電話がかかってくるはずがないのだ。

 金がないからバイト始めたものの、宅急便の仕事がキツくて続かなかったのだろう。ネトウヨからの嫌がらせでクビになったと嘘をつき、辞めたと考える方が自然だ。

 宅急便のバイトを紹介されてまでやるというのも奇妙だ。普通はバイト情報誌や、バイト系サイトを見て応募する。そうしなかった理由を想像してみた。

 「楽で儲かる仕事を紹介してくれ」という意味で仕事の斡旋を依頼したのに、ブラックで有名な宅急便にまわされたら期待外れだ。辞めるしかない。

 紹介してくれた男は政治運動の幹部クラスだ。

 彼の顔をつぶすわけにはいかないから、かったるいがバイトすることにした。でもダルいんで辞めたとは言えないので、ネトウヨにチクられてクビになったことにしたってことじゃなかろうか。

 そういう、ダメ人間だった。

田沼たかしは統合失調症?(1)

 アスペルガーについて考えると、鬱になってしまう。

 Google検索しただけで、「アスペルガー 悪化」「アスペルガー 遺伝」などという嫌な検索ワードに遭遇してしまう。アスペルガーは悪化するし、遺伝してしまうのだ。

 両親や祖父母から自分に遺伝するし、自分の子供や孫にも遺伝してしまう。もちろん遺伝しない場合もあるのだが……。

 アスペな同僚の田沼たかし(33歳)を見ていて、努力すれば治らないせよ克服できると考えていた。応援するつもりでいた。

 「ちょっと変だが、根はいいヤツ」

 ……といったあたりに田沼を落とし込めると思っていたのである。

 だけど本人がどれだけ努力しても、アスペは悪化はするのだ。子供にも遺伝してしまうし。むろん必ずそうなるわけではないが、妙な期待をしても裏切られかねない。

 事態の深刻さに気づき、ぞっとした。

 他にも検索すると、鬱になることばかりに遭遇する。アスペ男と結婚したものの、女心がまるでわからない夫にウンザリして鬱になる妻。結果、夫婦関係は破綻し離婚。

 アスペルガーが理由の離婚はよくあることだ。

 また別にこんなケースもある。

 アスペな旦那への愛情は無くなったが、「旦那を介護するようなもん」と無理やりに自分を納得させた女性もいる。もうじき産まれる子供にも父親は必要だ。

 旦那には何も期待しないが、子を産み育てることで、女性として幸せになろうと頭を切り替えたのだ。

 そこまでは良かったものの、子供が成長するにつれて挙動がおかしくなってきた。嫌な予感にさいなまれ、我が子に何が起きているか母親にはわかった。

 しかし我が子のためにと不安を押し殺し、母は子供を病院につれてゆく。嫌な予感があたらなければいいと祈りながら。

 医師の診断によると、やっぱり子供はアスペルガー

 旦那のアスペが子供に遺伝してしまったのである。

 子供を産んで幸せになるはずが、家族にアスペが増えただけ。アスペ増殖。迷惑が二倍になってしまったのである。

 絶望のどん底に落とされながらも、彼女は孤軍奮闘する。

 でも、そんな妻を夫はまるで理解しない。だってアスペだから。他人の心が理解できない障害があるのだから。

 妻はさらに鬱になる(カサンドラ症候群という)。

 さすがに旦那もこれではいかんと思うわけだが、アスペだから何も理解できないし、何もできない。機械や昆虫が家族や旦那になりすましてるみたいなもんなのだ。

 ディストピアSFやホラー映画みたいな状況になってしまっているのである。

 妻子のために何かしたいが、アスペだから妻子が何を考えてるかわからない。そして何をしていいかもわからない。

 アスペな旦那も鬱になる。
 
 鬱になってる場合ではないが、そもそも問題解決の能力が本人に無いのだからしょうがない。なぜ女性を幸せにする能力が無いのか?

 アスペルガーだから。

 結局、アスペルガーが一人増え、鬱患者が二人増えただけの、不幸な結婚になったわけだ。

 自分はアスペルガーではないと言い張る、田沼の気持ちがよくわかったのである。

 アスペなだけで結婚すると女性を不幸にしてしまうし、下手すると子供まで不幸にしてしまう。

 ちょっと検索しだけで、恐怖に押しつぶされるのだ。

 田沼たかしが、自分をアスペルガーだと認めない、理由の一つがこれである。

 彼の気持ちは非常によく理解できるのだ。

 だって検索しただけで私が恐怖に凍りついてしまうほど、深刻な発達障害アスペルガーなのである。まして当事者の田沼は、もっとへこんでしまうはずだ。

 しかし同情の余地はあるものの、アスペのせいで仕事に支障が出てしまっている。

 なんとかして自分の発達障害とむきあってもらわねばならない。
 どうしたら、そうなれるのやら……。

 暇な時間になると、そんな思案をしていた私が、衝撃的な噂を耳にした。

 田沼たけしは統合失調症だというのだ!

 アスペルガー統合失調症って、なんだか話がうまくできすぎてる。そんなことあるのかなあ? と疑問に思った私は、調査を開始することにした。

某パヨク女性が#MeToo (2)

 

 レイプ現場になったのはホテルの部屋。ラブホテルのバリアンなどではなく、シティホテルと忖度したいところだ。

 では、なぜ彼女はシティホテルの個室に男といたのだろうか?

 謎である。

 伊藤詩織のように意識不明になるまで酒でも飲まされ、下手すれば睡眠薬でも盛られたのだろうか? そして金の腕時計が破壊されるほどの暴行を受け、犯されたのか?

 ま、そういうことにしておく。

 そして「あなたがそんな恰好しているからいけないんでしょう」とダメ出しされたのである。

 ……って、このダメ出しをしたバカは誰なの?

 ひっかかってしょうがない。

 まずネトウヨなどではなさそうだ。

 レイプ被害者の女性はガチガチのパヨク様なので、ウヨった人物を毛嫌いしているはず。知人にネトウヨはいなさそうだ。彼女に直接、エロいカッコしてるアンタが悪いとは言えるネトウヨは存在しないはずなのである。

 もちろんネットではその種の暴言を吐くやつらは沢山いるだろう。ならばそのスクショなどを見たいのである。

 レイプ被害者にそんなナメた口をきく野郎は、ボコボコに批判してやるべき。だからこそスクショを証拠として例示して、バッシングすべきなのだ。だから証拠を見せてくれと言いたい。

 あるいは被害届を出そうとしたら、警官にそう言われたのか? 確かに警官なら普通に言いそうだ。彼らは世界一優秀な捜査組織だが、バカな小役人にすぎないのも現実だからだ。

 では、どこの署の、誰だよ?

 とっとと名前を出して告発しちまえよ。

 応援するから。

 レイプ被害者に暴言を吐く警官は、実名あげてボコボコに批判するしかあるまい。ぜひやって欲しいと私は言いたい。積極的に支援するので。

 あとここが重要なんだが、レイプ犯はそもそも誰よ?

 彼女はパヨク運動にハマっていて、それ系の人脈は多そうだ。そしてパヨク運動は、セクハラと不倫の巣窟なのだ。

 人権組織のリーダーが女性占い師と不倫。東京新聞でインタビューも受けて英雄視されるパヨク戦士がセクハラ。人権組織の看板女性である人妻はあちこちでセックス。パヨクな漫画家がセクハラ。パヨクなドキュメンタリー監督は、フェラチオレイプを出演者に強要。パヨクな映画評論家は、不倫愛人を連れまわして周囲の顰蹙をかっては、高額の黒毛皮をプレゼント。

 そんなのばっかりだ。

 とどめを刺すのは菅野完で、女性にレイプ寸前までセクハラしといて、賠償金を値切る暴挙。反省の色はゼロ。山口メンバーよりもひどいことしといて、しれっとテレビ出演できてしまうのが、謎なんだが……。テレビに出すなよ、そんな奴。

 話がそれたが、パヨク運動にどハマりしていたパヨク女性がレイプ被害者なので、彼女は普段からネトウヨやウヨった男性は毛嫌いして身辺に近づけなかったと想定できるのだ。普通に考えて山口敬之みたいなウヨった男性や、ネトウヨ男性に強姦されたとは考えづらい。

 むしろ彼女の近くにいるパヨク男性と考えるのが自然だろう。

 しかも24歳のできごとで、写真の彼女は24歳くらい。ここ1-2年のできごとらしい。レイプ犯はナメすぎでしょ。

 もう何の遠慮もいらないんで、レイプ犯の実名をあげて、告発しちゃってもいいんじゃないかな!

 壊れた金の腕時計を証拠として提出。腕時計が壊れるほど暴行されてんだから、きっと外傷もあるはずだから診断書を提出。妊娠や性病も怖かったろうから病院に行ってるはずなんで、その診断書も提出。ホテルでレイプされたんだから、防犯カメラに動画があるはずだから、それも提出。

 まさかひとつもないなんてことはないだろう。

 大嘘ついてもいいサブカル私小説純文学の文体で描かれてはいるが、絶対に嘘をついてはならないレイプ告発の文章なのだ。何の嘘もないはずである。

 普段からパヨった正論を吐いときながら、実際にやるのは女性を強姦って偽善者クソ野郎はボコボコにしてよし。カウンセリングを受けて反省したふりして情状酌量を狙ったくせして、後で賠償金を値切るようなマネも絶対にさせたらダメ。

 動かぬ証拠をつきつけて、必要があれば公開もして世論を炊きつけ、徹底的にレイプマンを糾弾すべきと当ブログではブチあげたい。

 ジャニーさんではないけれど、

 「 YOU! やっちゃいなよ!」

 ……と大いに応援したい次第なのである。

 あくまでレイプ告発を応援し、そのためにも証拠を出そうと強調したいのだ。

 被害者女性さん、あなたの告発を応援してます。